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障害を持ったダイバーにとって、器材の選択は慎重にならざるを得ません。それは、器材の性能の差異が、些細な形状の違いも含めて、ダイビングの可否に関わることもあるからです。

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例えばマウスピース。現在、スタンダードなタイプから、加熱処理で自分の歯形に合わせるものまで数種類のものが市販されていますが、「カンファタブルタイプ」でなくては使用できない方もいらっしゃるわけです。また、マウスピースの使用ができずに、写真のようにフルフェイスマスクを使用せざるを得ない方もいらっしゃいます。(注:この場合は、「O/Wダイバーとしての認定はできません)

ただし、専用の器材の開発などが必要だというわけではありません。ただ、安全のために改造が必要な場合もあります。

例えば、片腕が不自由な場合、不自由な側の操作系を反対の手で操作できるようにするとか、レギュレーターやゲージの配置や固定についても考えなくてはなりません。

ダイビングスーツについては、健常者でもオーダーメイドにした方が快適なのですが、障害を持っている方の場合は安全にも関わる問題です。通常用意されているレンタルスーツには障がいの部位を保護する配慮がありませんから、ヒートロスを起こし易いとか、障がいによっては褥創になり易いなどの危険があります。脱着についても、スーツ自体に工夫が必要な方もいらっしゃいます。

B.C.やフィンについても、バランスを最重要に考えたいのですが、場合によっては操作性を第一に考えなくてはならないこともあります。

障がいの症状が人によって様々であるように、そのダイバーに適した器材も千差万別なのです。
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